越後にいきる家をつくる会

世代を超えて住める家

費用について。価値ある家には理由があります

「越後にいきる家をつくる会」の推奨する家は、新潟の県産材を使い、木組みで家を建てる家です。効率化を追い求めてきた一般在来工法、ハウスメーカーなどの住宅と比べると、一般的に家を建てる費用は高くなります。
では、全ての建築工程において割高になっているのでしょうか?
そうではありません。「木材加工費」が多少割高なだけなのです。
木組みで建てる家の場合、一般在来工法の住宅に比べ使用する木材量が多いため、それに比例して加工費用が高くなるのです。
※新潟県産材は輸入木材に比べ高いというイメージがありますが、現在では特殊な木材を除いて輸入材とほとんど同価格で購入できます。

では、どのくらい違うの?

以下の表は、伝統構法で建てた住宅と、ローコスト住宅、一般在来工法住宅(プレカット仕様)、ハウスメーカー住宅で建てた場合の、おおよその坪単価を示しています。伝統構法で建てた場合は、一般在来工法に比べ坪単価で5.5万円程度のアップで建てることができます。
※これは、あくまでも一般的な事例です。全ての住宅にあてはまるものではありません。

 

ローコスト住宅 一般在来住宅
(プレカット使用)
伝統構法住宅 ハウスメーカー
坪単価 @40万円以下 @45〜60万円 @50〜70万円 @60万円〜
耐久年数 30年程度 50〜70年程度 100年以上 60年


家の価値を考えると安い

単に建築費用だけを比べてしまえば、「越後にいきる家をつくる会」の推進する家は高くなります。しかし、耐久年数を含めた総体としての「家の価値」を考えた場合には逆に安いと私たちは考えています。

丈夫で世代を超えて永く住める

強度のある県産材を豊富に使い、木組みで造られた家は構造上の強度もあり、地震や雪にも強く100年以上も住むことができます。また家をリフォームする場合、伝統構法によって造られた家のほとんどの材料は再生できることも魅力です。

50年後の家の評価

日本の住宅の平均寿命は30年以下と言われています。一般的な住宅が50年経過した場合、家に使われた建築資材の再利用は難しく、家としての価値はゼロに近くなります。しかし、古くに日本の伝統構法で建てられた「古民家」の価値はどうでしょうか?ほぐして、もう一度その木を使って再生できることばかりでなく、本物だけがもつ風合いが趣きを増し、家の価値は逆に上がっている場合もあります。「越後にいきる家をつくる会」の推進する家は、将来にわたり価値の減ることのない家なのです。

自然環境改善と地元にもたらす経済効果

地元の木材を使い、地元の職人たちで造る家は、故郷の山が手入れされず荒れていくことを食い止めるだけでなく、地元の経済にも貢献でき、地球環境規模で考えても温暖化防止の役割も果たしています。
※輸入木材はその運搬段階でも大量の二酸化炭素が排出されます。木造住宅は炭素を大量に蓄える役目もあります。

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